こんにちは、現役美容師よしよしです。
今回の記事は美容師同士で「お客さんの取り合い」はあるのかといった内容です。
「美容室の予約では担当を指名するべき?違う美容師を指名してもいいの?」
で予約の際、美容師の担当を変えることは可能と書きました。
美容室の予約では担当を指名するべき?違う美容師を指名してもいいの?給料が歩合制という美容室はそれなりにありますし、給料に関係なくとも美容師としては指名してもらった方がやる気が出ます。
となると美容師間でのお客さんの取り合いが発生しそうなものですよね。
美容師同士のお客さんの取り合い
美容師の給料形態
まずは美容師の給料形態からご説明します。
そもそも指名制度の無いアシスタントはもちろん固定給ですが、スタイリスト以上になると歩合給のサロンもあります。
アシスタントとスタイリストの違いについてはコチラの記事をどうぞ。
美容師の新人アシスタントの仕事内容【スタイリストになるまで】スタイリストの歩合給というのは「完全歩合」ではなく「基本給+歩合給」です。
歩合給の例
一定の売り上げを超えてから歩合の計算が始まるというパターンです。
月の売り上げノルマに対し、それ以上の売り上げの一部が歩合給となります。
例えば「ノルマ100万円、それ以上の売り上げの20%が歩合給」などです。
売上によって歩合率をあげる美容室もあります。
売上が150万円までは20%、150万円からは30%といった具合です。
業務委託の美容室
「美容室の中で働くが、従業員ではなく1人の個人事業主」という形態の人も居ます。
業務委託型の美容室では「個人事業主の美容師」が集まってひとつのチームになっています。
その場合は基本的に歩合給のみで、売り上げの40~50%が自分の給料となります。
面貸し
面貸し(ミラーレンタル)とは美容室がフリーランスの美容師に場所と施術に必要な設備を貸して対価を得るという営業形態のことです。
美容室A内の美容室Bという様に美容室の中に自分の美容室を立ち上げるような感覚です。
還元率の相場は約60%程度です。月額契約料を美容室Aに支払えばあとは自由となっています。
施術価格を美容室Aに合わせる義務はなく、自信があれば美容室Aより釣り上げてもOKです。
お客さんの取り合い
上記の通り給料が歩合制の美容室や完全にそういう形態で経営している個人や美容室はあります。
が、都心や大きな都市に多く見られ、地方の美容室は基本的に固定給のみです(笑)
なので東京など激戦区はお客さんの取り合いがあるのかもしれませんが、よしよしの知ってる範囲ではあまりありません。
基本的に少ないですね。
無いとは言い切れませんが。
美容師間
同じ美容室内でのお客さんの取り合いというのは基本的に無いに近いと思います。
もしあったとしたら責任者から注意されるのではないでしょうか。
同僚なのにギスギスするような美容室にはお客さんも行きたくありませんしね(笑)
基本的にお客さんの指名に合わせ、フリー(指名なし)のお客さんは手の空いてる人間が担当するという形です。
美容室間
これは何度か耳にしたことがあります。
ヘアステくんを例にしましょう。
カットはサロンAで
カラーはサロンBでやってるというヘアステくん。
ヘアステくん
サロンB店員
ヘアステくん
こういう美容室間でのお客さんの取り合いは割とあるようです。
まとめ
以上、美容師同士のお客さんの取り合いに関してでした。
歩合給の発生する美容室や、業務形態によってはお客さんの取り合い合戦みたいのがあるのかも知れません。
それが生活に関わることだったら仕方ないのかも知れませんね。
またそれによってお互いの刺激になり切磋琢磨し技術向上なんて成果も上げられそうですしね。
逆パターンですがよしよしの例、自分のお店が忙しい時に「今日しか予定が空いてる日が無い。どうしても今日切って欲しい」というお客さんが来た場合。
本当にどうしても自分のお店で担当できない場合は、身内のお店を紹介しています。
身内というのは知人だったり友人だったりということ。
それらの人の多くは独立前に同じ美容室で働いていた経験があるので師匠が同じです。
ということはカットの技術や各施術の技術も似ているので、お客さんにも満足いただける内容になると思えるからです。
どうせなら全く知らない美容室に行かれるより身内の方が良いですよね^^
その辺は逆に紹介して貰ったりすることもあるのでお互いマージンがどうのとかはありません。
とにかくお客さんに満足して貰うのが美容師の役目です。