ヘアカラー剤の『ノンジアミン』って髪にいいの?ジアミンカラーとの違いを解説!

 

こんにちは、現役美容師よしよしです(*´ω`*)

みなさん髪を染める時どんな染料を使用しているかご存知ですか?

最近「ジアミンカラー」「ノンジアミンカラー」という単語をよく耳にします。

ジアミンカラー=良くない

ノンジアミンカラー=良い

そんなイメージが浸透しているように感じます。

しかしそれは間違った考えかも知れません。

今回はそれぞれの特徴を解説していきます。

 

ジアミンカラーのあれこれ

そもそもジアミンって?

 

なにやら小難しい化学式などで解説しても、いまいちピンとくる方も少ないでしょう(笑)

簡単に言うと染髪料に含まれる有機化合物の事です。

ジアミンが入っている染料はブラックやブラウンなど「濃い色」を少ない色素で発色させることができます。

特に日本人は元が黒髪ですから「黒染め」や「白髪染め」などで使用することが多く、とても大切な成分です。

しかもこのジアミンは髪の内部に浸透し発色するため色持ちが良いです。

市販のカラー剤はもちろん、美容室での「ヘアカラー」も「ジアミンカラー」がメインです。

 

ジアミンカラーのメリット

ジアミンメリット

  • 少ない色素で発色させられる
  • 色持ちが良い
  • さまざまな色を簡単に作ることができる

 

現在のヘアカラーの主流というだけありメリットはたくさんあります。

ジアミンアレルギーの無い方、少々のダメージを気にしない方は断然こちらをお勧めします。

 

ジアミンカラーのデメリット

ジアミンデメリット

  • アレルギーを引き起こす可能性がある

 

たくさんメリットがある反面、大きなデメリットは1つしかありません。

しかしこれが一番ネックで無視できない事柄となっています。

 

ジアミンアレルギー

アレルギー

 

他のアレルギーと同じで、長年体内に蓄積された成分が許容量をオーバーした時に急に起こります

幼児の食物アレルギーとは違い、治る可能性はかなり低く一時的なものではありません。

アレルギーの事に関しては以前「ヘアマニキュアとは?ヘアカラーとの違い・使い分けについて解説!」の記事内でご紹介したことがあります。

是非そちらもcheckしてみて下さい^^

ヘアマニキュアとはヘアマニキュアとは?ヘアカラーとの違い・使い分けについて解説!

どんな人にも発症する可能性はあります

前回のカラーで問題なくても、次回のカラー施術時急に発症する可能性は充分にあります。

ジアミンアレルギーは「遅延型アレルギー反応」に分類され、発症から24時間~72時間で皮膚症状が最大になります。

また、施術直後に症状が出ることは少ない為カラーをした日以降数日は注意が必要です。

少しでも症状が確認されたら直ちに専門医に診て貰いましょう。

市販のカラー剤でも美容室でのカラーでも発症する可能性はあります。

最悪命に関わることもありますので、ヨーロッパでは使用を禁止されている国もあるくらいです。

 

ノンジアミンカラーのあれこれ

ノンジアミンって?

 

ざっくりそのままズバリ「ジアミンを含有しない」カラー剤の総称です(笑)。

ヘアマニキュアもノンジアミンの一種です。

しかし「ジアミンアレルギーを持っている人=ノンジアミンカラーを使えばOK!というわけではありません

例えばノンジアミンの中に「ヘナカラー」がありますが

ヘナカラーとは

ヘナの葉を乾燥させたものをペースト状にして染料として髪を染める事。

インディゴと混ぜてカラーバリエーションを増やすこともできます。

 

ヘナは植物ですので「植物アレルギー」の方にとっては大敵となります。

「ヘアマニキュア」や「カラートリートメント」はノンジアミンですが、別の化学染料や化学物質が含有されている為

ジアミンほどアレルギー反応を起こす可能性は低いですが決して0ではありません

なので市販製品のカラートリートメントなどもあまりおススメはできません。

やはり染髪は美容室で専門知識のある美容師のカウンセリングを受けて行うのがベストです。

 

ノンジアミンカラーのメリット

ノンジアミンメリット

  • 髪や頭皮へのダメージが少ない
  • アンモニアの刺激臭が無い
  • 髪の手触りが良くなる

 

ジアミンアレルギーの人に使用できるのが最大のメリットです。

ヘアマニキュアと違い、頭皮や皮膚に付着しても簡単に洗い流すことができます。

トリートメントベースのものが多く髪を触った時の感触が良くなることが多いです。

 

ノンジアミンカラーのデメリット

ノンジアミンデメリット

  • バリエーションが少ない(既製品)
  • 色持ちが短い

 

まだノンジアミンのカラー剤は既製品のカラーバリエーションが少ないです。

しかしカラー剤の調合次第ではバリエーションは無限ですので悲観することはありません。

とはいっても希望の色に仕上がるかどうかは美容師の腕次第となりますので難しいところではあります。

また、色持ちが3~4週間のジアミンカラーとは違いノンジアミンカラーは徐々に色が抜けていく為色持ちがよくありません。

地毛と染髪の境目が目立つ「プリン」状態にはなりにくいので一概にデメリットとは言えないかも知れません。

 

まとめ

ジアミンカラー・ノンジアミンカラー共にアレルギー反応を引き起こす可能性がありますので、心配な方はパッチテストをしましょう。

実際に塗布するカラー剤を作成し、少量体の一部に塗布して経過を観察するだけです。

市販のカラー剤を使用する場合も美容室で施術する場合も簡単にできます。

しかし症状が現れるまでに時間が掛かりますので美容室で施術する場合は1週間前くらいに行っておこないましょう。

事前に美容室に連絡しておけばしてくれると思います!

 

結局それぞれに特徴があり自分に合った方を使うのがおススメです。

最近ではノンジアミンカラーを希望するお客さんが多いですが、やはり髪や頭皮へのダメージが気にならない様でしたら通常のジアミンカラーの方が希望の色を表現しやすく色持ちも良いです。

ノンジアミンのカラー剤を使うと髪の手触り感が良くなりますしツヤツヤになりますので、ジアミンアレルギーの人やダメージが気になる方はノンジアミンカラーを選択しましょう。

どっちも選べないというかたは是非ヘアステにご相談ください♪

よしよし

懇切丁寧ご対応します(*´ω`*)
お気軽にどうぞ( ^)o(^ )

DJ課長

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