こんにちは、現役美容師よしよしです(*´ω`*)
今回は美容師を目指す少年少女、美容師を志す全ての人へ向けた内容です。
普段から行く美容室、髪を切ってくれる美容師さんに憧れて
自分も美容師になりたい!と思った人も居ると思います。
でも美容師になるためにはどうしたらいいの?そんな疑問を解決しましょう!
目次
0からスタート美容師への道
大きく分けて2つのパターンがあります。
- 美容専門学校に入学して、資格を取ってから美容師に就職
- 美容室に就職してから通信で資格を取得
よしよしは後者のパターンです。
学費はその時々で多少の上下があるかと思いますが通信の方が安いです。
昼間の学校ではトータル200万~270万円が目安。通信の方は60万円くらいです。
専門学校と通信では100万円以上値段が違います。
美容専門学校に入学
美容師になるには国家資格である美容師免許が必要です。まずは厚生労働大臣指定の養成学校に入学しなければなりません。
そこで必要過程を修了させることで国家試験の受験資格が手に入ります。
通学2年または通信3年以上と義務付けられています。
必修課程を修了
学科と実技の履修を行います。
学校によって多少カリキュラムが違いますが、美容師の仕事をする際の大切な基礎ばかりです。
- 関係法規
- 衛生管理
- 保険
などなど
人体に関わる仕事なので感染症や環境衛生の知識、薬剤の知識などを学びます。
そして大切な社会的責任もこの学科で学びます。
- カッティング
- ワインディング
- セッティング
などなど
実際の美容師としての技術的な面を学びます。
他にもネイルや着付けやメイクの技術を学んだりします。
国家試験を受験
合格すれば晴れて美容師!
専門学校に通えば自動的に国家資格が手に入るわけではありません。
しっかり資格試験を受験して合格しないとダメなのです。
多くは高校卒業後に美容専門学校に行くものですが、よしよしは通信教育でした。
通信教育とは仕事をしながら免許をとるやり方です。
通信教育は条件があり、美容室で働いていることとお店のハンコを学校に提出しなければなりません。
髪を切るまでの下積み
美容師の免許を取ることでやっとスタートラインに立てます。
スタートラインに立てた!「よし!じゃあ髪を切ってみよう!」
とはなりません。
順を追っていこうと思います。
よしよしは通信だったので昼間の方とは少し違いますのでご了承ください^^
あとは電話対応や掃除。
半年~1年くらい訓練します。
こちらも半年~1年くらい特訓。
ちょっと昔のこと過ぎてよしよしはこの時点で美容師免許持っていたか記憶が曖昧です(笑)
そして矯正の試験に合格できれば・・・。
カットに入る前の最終試験に受かった時は涙がドバーァァァって(笑)
これでやっとハサミが持てる・・・!
(※お客さんの髪を切れるわけではありません※)
ザックリではありますがこんな流れです。
美容師は美容師になってから髪を切れるようになるまで長いというのは有名な話ですが本当に長いんです。
それまでに挫折していく人もたくさんいます。
髪を切りたくて美容師になったのに、全然切れないわけですからね・・・確かにつらかった。
カットの練習
LEVEL.1「マネキンで練習」
誰でもそうですが、やっぱりカットの練習が1番面白いんですよ!!
そりゃそうですよ。だってこれがやりたかったんだもん・・・ってみんな思ってたはず(笑)
カットはワンレン、グラボブ、レイヤーと呼ばれる3パターンの練習。
ひたすらマネキンを使って練習します。
LEVEL.2「100人切り」
あとは雑誌を見ながらアレンジの練習。
これまでの内容の試験をやり、OKを貰えたらモデル100人切りです(笑)
友人、家族、スタッフや紹介の人たちにお願いします。
お店によってはハンティングや、今ならSNSで募集したりしてます。1日に1~2人切りますので3カ月くらいの期間を要します。
それが終わると・・・
LEVEL.3「Jrスタイリスト」
ここまできてやっとJrスタイリストと呼ばれる立場になります(笑)
「Jrスタイリスト」とは「スタイリスト」の一歩手前です。
「100%全てできるわけではないけど、ある程度できる。」みたいなニュアンスです。
初めは年齢の近い学生や友人などを担当します。
LEVEL.4「スタイリスト」
売上や指名が増えてくるとスタイリストに昇格できます。
美容師として十分に経験を積んでいる状態になっています。
ここまでくるのに早ければ4~5年、遅くて7~8年かかります。
よしよしは18歳で働きながら学校⇒24歳でスタイリスト⇒26歳の時に独立しました。
なので約8年最初の美容室で修行しました。
まとめ
- 専門学校で受験資格を手に入れる
- 国家試験を受験して合格する
- 3~5年くらいは下積み
- 一人前になるには長い道
ここまでの内容はあくまでも、よしよしの経験談です。
お店によってはもっと早くカットに入れたり、練習の順番が違ったりすると思います。
読んでくださった方には、ハサミを持てるようになるまでの長さをご理解頂けたかと思います。
でも下積みの期間はどうしてもあった方が良いと思います。
お店の流れや、雰囲気、更にはセットの練習や、お客さんに顔を覚えてもらうetc…色々ありますからね。
千里の道も一歩から!
どんなことにも言えることだと思いますが、基礎とか基本って本当に大切なんですよね。
美容師免許を取得してから髪を切れるようになるまでに辞めてしまう人が多いですがもったいないと思います。
途中で美容師以外のやりたいことが見つかったなら話は別ですが、下積みが嫌になって辞めるのは考え直した方がいいです・・・必要なことですからね。
いつもあなたが切ってもらってる美容師さんも、テレビで有名な美容師さんもみんなこの下積みを経験しているのです。
ところどころ省略してますが大まかな流れはこの通りです。
美容師を目指している方は是非!一人前になれるまで!諦めず!頑張ってください!^^